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《あなたのことをしり、まいにちあなたのことをかんがえています。どんなにかなしかったか つらかったか いたかったか》
27日午後、事件の捜査本部が置かれた警視庁碑文谷署近くの円融寺の祭壇には、船戸結愛ちゃんに宛てて警視庁に寄せられた手紙や、現場のアパートに供えられたぬいぐるみ、花束など数百点が供養のために集められた。「捜査は今日で終結。多くの人の思いが天国の結愛ちゃんにも届いたと思う」。捜査幹部はそう語り、ピースサインをした笑顔の結愛ちゃんの遺影に静かに手を合わせた。
幼い命を救う機会は、何度も見逃された。結愛ちゃんが以前に住んでいた香川県では2度、結愛ちゃんがアパートの外に出されているのが見つかったものの、県の児童相談所の判断は「一時保護」。東京に転居し、虐待はさらにエスカレートしたが、都内の児相は今年2月の家庭訪問の際に母親に面会拒否されて結愛ちゃんが衰弱している状況を確認できなかった。
結愛ちゃんが最後の力を振り絞って救いを求めたのは、自分を愛してくれるはずの両親だった。《あしたはもっともっとできるようにするから》《もうおねがい ゆるして ゆるしてください》。1冊の大学ノートに覚えたてのひらがなで綴られたメッセージは、数々の悲痛な事件に対峙(たいじ)してきた捜査員の心をも揺さぶった。「彼女の最後のSOSを、伝えなくてはいけないと思った」。文章を公開した理由を、捜査幹部はそう打ち明ける。
結愛ちゃんのメッセージはメディアやインターネットを通じて波紋を広げ、大きなうねりとなって社会を動かしつつある。都は虐待防止のプロジェクトチームを発足。政府は関係省庁の連絡会議を開いて再発防止策の協議を始め、児相の実態調査にも乗り出した。
これまでも過去の教訓を元に再発防止を叫びながら、悲劇は繰り返されてきた。児童虐待防止法や児童福祉法の改正で、児相による強制的な家庭への立ち入りが簡素化され、一部の自治体では児相の情報を警察と全件共有している。必要なのは、子供の命を救うための措置をためらわないことだ。(緒方優子)
i引用:産経新聞

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